●イセエビは寒さに大変弱い。生息地は茨城県以南の太平洋側南部、長崎県から東シナ海沿岸南部、韓国、台湾に生息している。 漁獲高が多いのは千葉県、和歌山県、三重県である。
産卵期は、5月〜9月。雌が卵をかかえこみ外的から卵を守ります。1ヶ月〜1ヶ月半で孵化する。孵化したばかりの小さいエビは、親とは異なる姿をしており、約30回の脱皮を繰り返し、2〜3年で親と同じような姿(約13〜15cm)になる。 泳ぐことはなく、5脚の脚を使って歩行する。大きなサイズは30cm〜50cmで1kg〜2kgになるものもいる。
イセエビのエサは小型の貝、ウニ、カニで殻まで食べる口を持っている。 一番の天敵はタコである。
イセエビは胸脚のすべてにハサミを持たない。メスは第5胸脚に不完全な小さなハサミを持っている。また、雄の生殖孔は第5胸脚の一番根元(底節)に開口しているが、雌では第2胸脚の底節で雄雌の判別が出来る。
美味な上に姿が立派なので、古来より縁起の良い食用エビとして珍重されている。
●イセエビの漁法には刺し網漁、潜水漁、たこ脅し漁がある。 ここ三尾では刺し網漁を行っている。底の形状を見て潮の流れを考え網を入れる。 長年の経験と最新の技術で漁を行っている。
イセエビは夜行性で光を嫌う。昼間は岩や石の下、防波堤やテトラポットの隙間に隠れている。午後から網を仕掛け、翌朝引き上げる。
月夜はほとんど網にかからないのもあり、三尾では漁を行わない。 各漁協によって規制は異なるがイセエビの資源保護に努めている。 三尾では禁漁期間(4月〜11月中旬)の後、イセエビ漁を行う。一人当たりの網の数や網目の寸法が決まっている。小さいサイズ(規定がある)のイセエビは海に逃がす。 網からイセエビを取るときに、ツノや脚などが外れないように細心の注意を払います。ツノや脚が折れるとイセエビの評価が下がる。また弱ったエビも規定外となる。
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旻漁丸 船頭 中村 譲
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